トイレリフォーム
最新版!トイレまるごとリフォーム内装工事付の費用相場と施工例

トイレのリフォームを検討されている方の多くは「どのくらいの費用がかかるのか」「どんな工事内容になるのか」といった点が気になるのではないでしょうか。
特に近年人気の高い「内装まるごとリフォーム」は、トイレ本体の交換だけでなく、床材や壁紙も一新する総合的なリフォームプランです。一度の工事で空間全体を美しく快適にできるため、多くの方に選ばれています。
この記事では、トイレまるごとリフォームの費用相場や工事内容、メーカー別の特徴、実際の施工事例まで、リフォーム会社を経営する高橋が詳しく解説します。福岡市でのリフォーム事情についても触れていますので、これからトイレリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
トイレまるごとリフォームとは?内装工事付きのメリット
トイレまるごとリフォームとは、トイレ本体(便器・タンク・便座)の交換に加えて、床材(クッションフロア)と壁紙(クロス)の内装工事もセットになったリフォームプランのことです。
なぜ内装工事付きがおすすめなのか
トイレ交換だけのリフォームでは、次のような問題が生じることがあります
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内装まるごとリフォームなら、これらの問題を一度に解決できます。トイレ空間全体が新しくなることで、清潔感と統一感のある快適な空間に生まれ変わります。
トイレまるごとリフォームの費用相場
トイレまるごとリフォームの費用相場は、工事内容や選ぶ設備によって幅があります。2024年の最新データをもとに、内容別の費用相場をご紹介します。
内容別の費用相場と工期
リフォーム内容 | 費用相場 | 工期の目安 |
トイレまるごとリフォーム (便器交換+内装工事付) |
14~32万円 | 1~2日 |
洋式から洋式の便器交換のみ | 3~21万円 ※機器のグレードにより変動 |
0.5~1日 |
和式から洋式トイレへの交換 | 15~57万円 | 2~3日 |
トイレ内装のリフォームのみ | 壁紙:2.5~4.5万円 床材:1~6万円 |
1~2日 |
便座交換・温水洗浄便座の設置 | 5~15万円 | 1~2時間 |
カウンタータイプの手洗い器の設置 | 10~20万円 | 1~3日 |
手すりの設置のみ | 2~18万円 | 1時間~半日 |
トイレの移動・新設 | 移動:30~60万円 新設:40~100万円 |
3~5日 |
※費用に含まれるもの:トイレ本体、設置工事費、既存トイレの撤去工事、関連する内装工事
トイレ本体の種類(タンク式/タンクレス)や機能(自動洗浄/フタの自動開閉など)によっても価格は大きく変わります。一般的に、機能が多いほど価格は高くなる傾向にあります。
価格帯別のトイレまるごとリフォーム事例
具体的な施工事例を価格帯別にご紹介します。
20万円未満の事例
【事例1】LIXIL「アメージュZ」を採用したシンプルリフォーム
- リフォーム費用:16万円
- 工期:1日間
- 住宅の種類:戸建て(築50年)
- 内容:LIXIL「アメージュZ」への交換、ヘリンボーン模様のクッションフロア、ブルー系の壁紙に一新
【事例2】TOTO「ZR1」でマンションのトイレを一新
- リフォーム費用:17万円
- 工期:1日間
- 住宅の種類:マンション
- 内容:TOTO「ZR1」への交換、内装工事、汚れに強いフチレス形状採用
シンプルな機能のトイレと標準的な内装材を選べば、20万円以下でもトイレまるごとリフォームが可能です。特に賃貸物件や予算を抑えたい方におすすめです。
20~50万円の事例
【事例3】Panasonic「アラウーノ」と上質な内装
- リフォーム費用:約25万円
- 工期:1日間
- 住宅の種類:戸建て
- 内容:Panasonic「アラウーノ」への交換、ボタニカル模様とダークブルーの壁紙コーディネート
【事例4】TOTO「ピュアレストQR」でコンパクトに
- リフォーム費用:38万円
- 工期:1日間
- 住宅の種類:戸建て(築25年)
- 内容:TOTO「ピュアレストQR」への交換、お掃除しやすいコンパクト設計
この価格帯では、より高機能なトイレや、デザイン性の高い内装材を選ぶことができます。日常的に使う空間なので、快適性を重視したい方におすすめです。
50万円以上の事例
【事例5】LIXIL「リフォレ」キャビネット付きでスッキリ空間
- リフォーム費用:60万円
- 工期:1日間
- 住宅の種類:戸建て
- 内容:LIXIL「リフォレ」への交換、収納キャビネット設置、アクセントクロス、キッチンパネル腰壁
【事例6】TOTO「ネオレストAH1」で上質空間
- リフォーム費用:約80万円
- 工期:1日間
- 住宅の種類:戸建て
- 内容:TOTO「ネオレストAH1」への交換、「ハイドロセラ・ウォール」腰壁設置
高級志向の方や、デザイン性と機能性の両方にこだわりたい方は、この価格帯のリフォームがおすすめです。タンクレストイレの採用や、高級感のある内装材の使用で、ホテルのような上質なトイレ空間を実現できます。
トイレの種類と選び方
トイレリフォームを計画する際は、どのようなトイレを選ぶかが重要なポイントとなります。ここでは、主な4種類のトイレをご紹介します。
1. 組み合わせ便器
特徴
- 便器・タンク・便座を別々に組み合わせて使用
- 温水洗浄便座(ウォシュレット)は別売り
- 日本で最も普及しているタイプ
メリット
- お求めやすい価格帯
- 部品交換が容易
デメリット
- タンクに水を溜める時間がかかる
- 掃除しにくい部分がある
主な商品
- TOTO「ピュアレストEX」
- LIXIL「アメージュZ」
2. 一体型トイレ
特徴
- 便器・タンク・便座(ウォシュレット)が一体化
- 凹凸が少なくスタイリッシュなデザイン
メリット
- お掃除がしやすい
- デザイン性が高い
デメリット
- タンク部分が樹脂製の場合もある
- 交換時は全体を取り替える必要がある
主な商品
- TOTO「GG」シリーズ
- LIXIL「アメージュシャワートイレ」
3. システムトイレ
特徴
- 手洗いや収納などをトイレ空間に合わせて組み合わせ可能
- トイレ空間をトータルコーディネート
メリット
- 空間に合わせたカスタマイズが可能
- 収納や手洗いをコンパクトに設置できる
デメリット
- トイレの広さや間口により制限がある場合も
主な商品
- TOTO「レストパル」
- LIXIL「リフォレ」
4. タンクレストイレ
特徴
- 水を溜めるタンクがない
- スタイリッシュでモダンなデザイン
メリット
- 空間がすっきりと広く感じる
- デザイン性に優れている
デメリット
- 価格が比較的高い
- 水圧確保の工事が必要な場合も
主な商品
- TOTO「ネオレスト」
- LIXIL「サティス」
- Panasonic「アラウーノ」
どのトイレを選ぶべき?
トイレ選びのポイントは以下の通りです:
- 予算:組み合わせ便器が最もリーズナブル、タンクレスが高価
- 空間の広さ:限られたスペースならコンパクトな一体型やタンクレス
- 掃除のしやすさ:お掃除重視なら凹凸の少ない一体型やタンクレス
- デザイン性:おしゃれ重視ならタンクレスやシステムトイレ
- 機能:必要な機能(自動洗浄・脱臭・節水など)で選ぶ
ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、最適なトイレを選びましょう。
和式から洋式トイレへのリフォーム
和式トイレから洋式トイレへのリフォームを検討されている方も多いでしょう。ここでは、和式から洋式へのリフォーム時の注意点を解説します。
和式から洋式へのリフォーム時の注意点
1. 段差の有無を確認
和式トイレには、「床と同じ高さにあるもの」と「床から一段上がった場所にあるもの」の2種類があります。
- 床と同じ高さの場合:撤去後に排水管の移動や延長工事、床の下地補修工事が必要
- 床から一段上がった場合:段差部分の解体工事や下地補修工事が必要
2. トイレ空間の広さを確認
昔の和式トイレは非常にコンパクトな設計のため、標準的な洋式トイレが設置できない場合があります。
- 狭い場合の対策:コーナー設置タイプの便器を選ぶ、トイレ空間自体を拡張する
3. 費用と工期
和式から洋式へのリフォームは、洋式から洋式への交換に比べて工事範囲が広いため、費用と工期が増加します。
- 費用相場:15~57万円
- 工期:2~3日
実際のリフォームを行う前に、必ず専門業者による現地調査と詳細な見積もりを受けることをおすすめします。
トイレリフォームで使える補助金・減税制度
トイレリフォームでは、条件によって補助金や減税制度を利用できる場合があります。2024年に活用できる主な制度をご紹介します。
子育てエコホーム支援事業
2024年現在、【子育てエコホーム支援事業】の補助金を活用してトイレリフォームが可能です。
注意点
- 節水トイレ単体での工事では申請不可
- 「手すり設置」や「段差解消」のバリアフリー改修、「内窓の設置」などの複数の補助対象リフォームを組み合わせる必要あり
- 合計補助額が5万円以上の場合に申請可能
- 申請はリフォーム工事前に行う必要あり
介護保険によるトイレリフォーム
介護を目的としたトイレリフォームの場合、介護保険を活用できる可能性があります。
対象となる工事例
- 和式から洋式への変更
- 手すりの設置
- 出入り口のバリアフリー工事
- 開き戸から引き戸への変更
詳細はリフォーム業者や自治体の窓口にご確認ください。
自治体独自の補助金・助成金制度
各地方自治体では、トイレリフォームに関する独自の補助金・助成金制度を設けていることがあります。
チェックポイント
- お住まいの自治体によって制度内容は異なる
- リフォーム業者に地域の補助金情報を確認する
- 支給条件を満たす工事内容にする
リフォーム減税制度
トイレの窓や床の断熱工事などの省エネリフォームや、バリアフリーリフォームを行った場合、税制優遇が受けられる「リフォーム減税」制度があります。
活用方法
- 確定申告時に申請
- 条件を満たすリフォーム工事の証明書類を保管しておく
補助金や減税制度は毎年内容が変わる可能性があるため、最新情報を確認することをおすすめします。
福岡市でのトイレリフォーム事情
ここでは、福岡市におけるトイレリフォームの特徴や地域ごとの事情についてご紹介します。
福岡市のトイレリフォーム傾向
福岡市では、湿度が高い気候を考慮したトイレリフォームが人気です。近年の傾向としては以下のようなポイントが挙げられます:
- 防カビ・防汚性能の重視:TOTO「セフィオンテクト」やLIXIL「アクアセラミック」など防汚コーティングが人気
- 節水型トイレの採用増加:水道代削減と環境配慮の両面から節水型が選ばれている
- 温暖な気候に合わせた設計:ヒートショック対策よりも通気性・清潔感を重視する傾向
福岡市内のエリア別特徴
福岡市東区
福岡市東区は新興住宅地と古い住宅街が混在するエリアです。
- 特徴:マンションの多い香椎・千早エリアでは、スペースを有効活用するコンパクトなトイレリフォームが人気
- 人気の工事:システムトイレ導入、タンクレストイレへの交換
- 予算相場:15~30万円程度
リフォーム福岡市東区の実績がある業者なら、物件の特性に合わせた提案が受けられます。
福岡市博多区・中央区
博多区・中央区はオフィスビルも多く、賃貸物件のリフォームも活発なエリアです。
- 特徴:マンションの小規模リフォームが多い
- 人気の工事:内装一新によるイメージアップ、タンクレストイレ採用
- 予算相場:20~40万円程度
福岡市南区・城南区・西区
住宅街が多い南区・城南区・西区では、家族向けの機能的なリフォームが人気です。
- 特徴:家族で使いやすいトイレ空間づくりを重視
- 人気の工事:手洗いカウンター設置、収納スペース確保、バリアフリー化
- 予算相場:25~50万円程度
リノベーション福岡市の専門業者に相談すると、地域特性を踏まえた最適なプランを提案してもらえます。
トイレリフォームの流れと依頼先選びのポイント
最後に、トイレリフォームの一般的な流れと、信頼できる業者選びのポイントをご紹介します。
トイレリフォームの基本的な流れ
- 情報収集・予算検討:希望の内容と予算を決める
- 業者選定・問い合わせ:複数の業者に相見積もりを依頼
- 現地調査:業者による現場確認と詳細な見積り
- プラン・見積りの比較検討:提案内容や費用を比較
- 契約:内容・金額に納得できたら契約
- 工事日程調整:着工日・工期の確認
- 工事実施:解体・設置・内装工事
- 完成・引き渡し:最終確認と使用方法の説明
- アフターフォロー:保証や故障時の対応確認
通常、トイレまるごとリフォームは1~2日で完了しますが、和式から洋式への変更や大規模な内装工事がある場合は、2~3日以上かかることもあります。
業者選びのポイント
信頼できるリフォーム業者を選ぶためのポイントは以下の通りです:
1. 実績と評判をチェック
- 施工実績や施工例の確認
- 口コミや評判の調査
- 資格や加盟団体の確認
2. 見積りの内容を比較
- 明細が詳細に記載されているか
- 追加費用の発生条件が明確か
- 保証内容の確認
3. 提案力と対応力をチェック
- 要望をしっかり聞いてくれるか
- 複数のプランを提案してくれるか
- 質問に丁寧に答えてくれるか
4. アフターフォローの内容
- 保証期間は十分か
- 故障時の対応体制
- メンテナンスサービスの有無
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。最安値だけで選ぶのではなく、提案内容やアフターフォローも含めて総合的に判断しましょう。
まとめ:トイレまるごとリフォームで快適空間を
トイレは毎日使う大切な空間です。便器だけの交換ではなく、床材や壁紙も含めた「まるごとリフォーム」なら、空間全体が美しく生まれ変わります。
本記事でご紹介した内容をまとめると:
- トイレまるごとリフォームの費用相場:14~32万円程度
- 工期の目安:1~2日(工事内容により変動)
- 内装工事付きのメリット:空間全体の統一感、後からのリフォーム手間・費用の削減
- トイレの種類:組み合わせ便器、一体型、システムトイレ、タンクレスから選択
- 活用できる制度:条件を満たせば補助金や減税制度が利用可能
福岡市でトイレリフォームをお考えの方は、地域特性を理解した実績のある業者に相談することをおすすめします。リフォーム福岡市の専門業者なら、ご家庭の状況やご要望に合わせた最適なプランを提案してくれるでしょう。
トイレまるごとリフォームで、毎日の生活がもっと快適になりますように!
お役立ち情報:トイレまるごとリフォームに関するよくある質問
Q1: トイレリフォーム中はトイレが使えなくなりますか?
A1: はい、工事中はトイレを使用できません。通常のトイレまるごとリフォームは1~2日で完了しますので、その間は近隣の公共トイレの利用や、仮設トイレのレンタルなどで対応することになります。
Q2: マンションでもトイレまるごとリフォームはできますか?
A2: できます。ただし、マンションの場合は管理規約による制限がある場合があります。特に排水管の位置変更や大規模な工事は、管理組合の承認が必要なケースもありますので、事前に確認しましょう。
Q3: トイレリフォームの最適な時期はありますか?
A3: 梅雨時期は湿気が多く、乾燥しにくいため避けるのが無難です。また、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は予約が取りにくく、割増料金が発生する場合もあります。比較的空いている時期を選ぶとスムーズです。