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お風呂の鏡はマグネット式がおすすめ?メリット・デメリットを徹底解説

お風呂の鏡、どうしていますか?

新築やリフォームの際、「お風呂に鏡を設置するかどうか」で悩んだことはありませんか?

実は最近、お風呂の鏡を標準設備として設置しない選択をする家庭が増えてきています。その代わりに注目されているのが、後付けできる「マグネットミラー」です。

この記事では、お風呂にマグネットミラーを設置するメリット・デメリットをリフォームの専門家高橋が詳しく解説していきます。標準設備の鏡と比較しながら、あなたのお風呂に最適な選択肢を見つける参考にしてください。

目次

マグネットミラーとは?

マグネットミラーとは、その名の通り、裏面にマグネットシートを貼り付けた鏡のことです。

磁石でくっつくフラットな場所であれば、簡単に貼り付けることができます。最近のシステムバスは、壁面の裏に鉄板が入っていることが多いため、マグネットミラーを使用できる住宅が増えています。

従来の固定式の鏡と比べて、設置や位置調整が自由にできるのが大きな特徴です。

マグネットミラーのメリット

1. 設置が簡単で早い

通常の鏡は変成シリコンやミラーマットを使用して取り付け、完全に接着するまで1日ほど時間を置く必要があります。

一方、マグネットミラーなら磁石がくっつく場所であれば、誰でもすぐに設置できます。専門知識や特別な工具も不要で、DIY初心者でも簡単に取り付けられるのが魅力です。

2. 位置の調整や貼り直しが自由自在

変成シリコンなどの接着剤を使用した鏡は、一度設置すると簡単に位置を変えることができません。貼り直そうとすると、接着剤の跡が残ることも。

マグネットミラーは磁石で取り付けるため、接着跡を残さず何度でも貼り直せます。家族の身長に合わせて高さを調整したり、使いやすい位置に移動したりと、柔軟に対応できます。

3. 様々な場所に取り付け可能

マグネットミラーは、磁石の使えるところであれば壁以外の場所でも自由に取り付けられます。

例えば、冷蔵庫などの家電や、ホワイトボード・ロッカーなどの金属製家具にも設置可能です。よく開閉する扉にマグネットミラーを取り付けて扉を閉めても、しっかりくっついて落ちません。

4. 掃除のしやすさ

固定式の鏡と違い、マグネットミラーは取り外して洗うことができます。鏡の周りに溜まった水垢や汚れも、鏡を取り外して壁面を拭き取ることで簡単に掃除できます。

清潔なお風呂環境を保ちたい方にとって、これは大きなメリットといえるでしょう。

5. お風呂の設備費用を抑えられる

お風呂の標準設備として鏡を付けない選択をすれば、その分の費用を抑えることができます。後から必要に応じてマグネットミラーを購入すれば、全体のコストダウンにつながります。

マグネットミラーのデメリット

1. 磁石のつかない場所では使用できない

マグネットミラーは、磁石がつかない場所には設置できません。例えば、タイル製や特定の樹脂製の壁パネルでは使用できないことがあります。

また、平たい場所でないとうまく貼りつかないため、「フラットで磁石がくっつく場所」での使用がおすすめです。設置前にお手持ちの磁石で壁面に磁石がつくかどうか確認しておきましょう。

2. 耐荷重に限界がある

マグネットミラーは、大きすぎたり重すぎたりすると落下する可能性があります。特に大型の鏡を設置する場合は注意が必要です。

製品によって耐荷重は異なりますので、購入前に確認しておくことをおすすめします。

3. 地震で落下する可能性がある

マグネットミラーを取り付けた扉を勢いよく閉めても落ちることはほとんどありませんが、大きな地震の場合は落下する可能性があります。

変成シリコンで接着し金具で固定した標準設備の鏡と比べると、接着力はどうしても弱くなります。地震の多い地域では、落下防止の工夫をしておくとよいでしょう。

4. 浴室や高温多湿の場所での使用に注意

一般的なマグネットミラーは、70℃以上の場所では使用できないことがあります。高温で保管・使用すると、マグネットシートが劣化する場合があるためです。

ただし、浴室用に設計されたマグネットミラーであれば、通常の使用に問題はありません。購入時には「浴室対応」の製品かどうか確認しておきましょう。

お風呂の鏡の選択:標準設備 vs マグネットミラー

お風呂場に鏡を設置する際の選択肢として、「標準設備として固定式の鏡を付ける」か「標準設備の鏡はなしにして後付けのマグネットミラーを使う」かの2つがあります。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

固定式鏡(標準設備)のメリット・デメリット

メリット デメリット
・安定感がある
・地震でも落ちにくい
・大型サイズも設置可能
・プロポーションを確認しやすい

・掃除が大変
・水垢が付きやすい
・位置の変更ができない
・費用が高くつく

マグネットミラーのメリット・デメリット

メリット デメリット
・設置が簡単
・位置調整が自由
・掃除がしやすい
・コストが抑えられる

・磁石がつく場所が限られる
・地震で落下する可能性
・大型サイズには不向き
・耐久性が劣る場合も

マグネットミラーの選び方

マグネットミラーを選ぶ際のポイントをご紹介します。

1. サイズと形状

マグネットミラーには、さまざまなサイズや形状があります。

  • 長方形タイプ:一般的な形状で、顔や上半身を映すのに適しています。
  • 正方形タイプ:コンパクトで設置場所を選びません。
  • 丸型タイプ:やわらかい印象で、インテリアとしても映えます。

自分の用途に合わせて選びましょう。例えば、髭剃りやメイク落としだけが目的なら小型のもの、全身のプロポーションチェックをしたいなら大型のものがおすすめです。

2. 磁力の強さ

磁力が弱いと使用中に落下する危険があります。特に大きなサイズの鏡を選ぶ場合は、強力な磁石を使用した製品を選びましょう。

製品の仕様に「耐荷重」や「付着力」が明記されていることが多いので、参考にしてください。

3. 耐水性・防錆性

お風呂場は湿気が多い環境です。防水加工や防錆加工が施されたマグネットシートを使用した製品を選ぶと長持ちします。

「浴室用」や「防水仕様」と明記された製品を選ぶことをおすすめします。

4. 縁の処理

鏡の縁の処理方法も重要なポイントです。

  • フレームあり:保護性が高く、落下時の破損リスクが低減します。
  • フレームなし:すっきりとした印象で、インテリア性が高まります。

安全性を重視するならフレームありのタイプ、デザイン性を重視するならフレームなしのタイプがおすすめです。

おすすめのマグネットミラーの活用法

マグネットミラーをより便利に使うためのアイデアをご紹介します。

1. 高さを調整して家族みんなで使いやすく

家族それぞれの身長に合わせて、鏡の位置を簡単に調整できるのがマグネットミラーの魅力です。朝は大人の身長に合わせて高めに、夜はお子さんの使いやすい高さに変えるなど、柔軟な使い方ができます。

2. お風呂から出るときの身だしなみチェックに

浴室の出入口付近にマグネットミラーを設置すれば、お風呂から出る際の身だしなみをチェックできます。髪の乱れや顔の洗い残しなどを確認するのに便利です。

3. バスタイムの楽しいアクティビティに

子どもと一緒にバスタイムを楽しむなら、マグネットミラーを使った遊びもおすすめです。泡で髭を作ってみたり、おもしろい顔を映したりと、バスタイムがより楽しいものになります。

4. 浴室の圧迫感を軽減

鏡には空間を広く見せる効果があります。浴室が狭く感じる場合、適切な位置にマグネットミラーを配置することで、視覚的に広がりを感じられるでしょう。

お風呂の浮かせる収納アイデア

マグネットミラー以外にも、マグネットを活用した「浮かせる収納」が注目されています。ここでは、浴室で活用できる浮かせる収納のアイデアをご紹介します。

1. シャンプーボトルの浮かせる収納

シャンプーボトルは浴室の収納に欠かせないものですが、置き場所に困ることも多いですよね。マグネット式の棚を使えば、壁面にスッキリと収納できます。

2. 洗面用具の浮かせる収納

泡立てネットやブラシ、スポンジなどの洗面用具も、マグネット式のフックやバーを使って壁に掛けられます。乾燥しやすくなるので、衛生面でもメリットがあります。

3. バスタオルの浮かせる収納

バスタオルやボディタオルを掛けるためのマグネット式タオルバーも人気です。床に置かずに済むので、カビやヌメリの発生を抑えられます。

4. バス用品の浮かせる収納

固形石けんや風呂桶、洗面器なども、マグネット式の収納グッズを使えば壁面に設置可能です。床に物を置かないことで、掃除もラクになります。

浮かせる収納のメリット

浮かせる収納には、次のようなメリットがあります。

  1. 汚れが溜まりにくく、乾燥しやすい:物を壁面にくっつけることで、床や棚に直接触れることがなくなり、水や汚れが溜まりにくくなります。
  2. 掃除が楽になる:マグネットアイテムは取り外しが簡単なので、掃除の際に邪魔になりません。
  3. 物の出し入れがしやすい:手の届きやすい位置に効果的に収納できるため、使い勝手が向上します。
  4. 浴室の空間を有効活用できる:床や棚のスペースを節約できるため、限られた浴室空間を最大限に活用できます。
  5. 賃貸でも収納スペースを増やせる:壁に穴を開けずに設置できるため、賃貸住宅でも安心して使用できます。

福岡市でのお風呂リフォームと鏡の選択

福岡市でお風呂のリフォームを考える際、地域特性も考慮すると良いでしょう。ここでは、福岡市の特性に合わせたお風呂の鏡選びについてご紹介します。

福岡市の気候とお風呂の鏡選び

福岡市は夏場の湿度が高く、梅雨時期も長いため、浴室の湿気対策が重要です。マグネットミラーを選ぶ際は、防水・防錆加工が施された製品を選ぶことをおすすめします。

また、冬場は結露が発生しやすいので、曇り止め加工があるマグネットミラーだと快適に使用できます。

区別のお風呂リフォーム事情

東区エリアでのお風呂リフォーム

東区は新興住宅地が多く、マンションも多いエリアです。特に海に近い地域では、塩害対策も考慮したお風呂リフォームが必要です。

リフォーム福岡市東区の実例では、マグネットミラーを含む浮かせる収納を取り入れた、メンテナンスのしやすい浴室づくりが人気です。

博多区エリアでのお風呂リフォーム

博多区は歴史ある住宅も多いエリアです。古い浴室をリノベーションする際、固定式の大型鏡よりも、必要に応じて位置を変えられるマグネットミラーが選ばれることが増えています。

リノベーション福岡市の事例では、限られたスペースを有効活用するためのアイデアとして、マグネット式の鏡や収納が注目されています。

中央区エリアでのお風呂リフォーム

中央区は高級マンションも多いエリアで、デザイン性の高いバスルームが好まれる傾向にあります。

リフォーム福岡市中央区の実例では、インテリアとしても映える高級感のあるマグネットミラーを使用した事例が見られます。シンプルなデザインの浴室に、アクセントとして丸型のマグネットミラーを配置するなど、おしゃれな空間づくりが人気です。

南区エリアでのお風呂リフォーム

南区は戸建て住宅も多く、家族構成に合わせた機能的な浴室づくりが求められています。

リノベーション福岡市南区の事例では、子育て世代向けに、子どもの成長に合わせて高さを調整できるマグネットミラーを採用した例が増えています。

城南区エリアでのお風呂リフォーム

閑静な住宅街が多い城南区では、長く快適に使える浴室づくりが重視されています。

リフォーム福岡市城南区の実例では、掃除のしやすさを考慮したマグネットミラーの採用や、防カビ・防汚性能の高い素材選びなど、メンテナンス性を重視したリフォームが人気です。

西区エリアでのお風呂リフォーム

海に近い地域も多い西区では、湿気や塩害に強いバスルーム設備が求められています。

リノベーション福岡市西区では、耐久性の高いマグネットミラーを選ぶことで、長く美しい状態を保てる浴室づくりが行われています。

まとめ:あなたのお風呂に最適な鏡は?

お風呂の鏡選びは、ライフスタイルや優先したいポイントによって異なります。

標準設備の固定式鏡がおすすめな方

  • 安定性を重視する方
  • 大きな鏡が必要な方
  • 地震の不安が大きい方

マグネットミラーがおすすめな方

  • 掃除のしやすさを重視する方
  • 位置を自由に変えたい方
  • コストを抑えたい方
  • 賃貸住宅にお住まいの方

どちらを選ぶにしても、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、あなたの生活スタイルに合った選択をすることが大切です。

特に福岡市でお風呂のリフォームやリノベーションを検討している方は、地域の特性や気候条件も考慮しながら、最適な鏡を選びましょう。専門家に相談すれば、より具体的なアドバイスも受けられますよ。

快適なバスタイムのために、ぜひお気に入りの鏡を見つけてくださいね。

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