照明リフォーム
ダウンライト交換にいくらかかる?自分でできる作業と業者依頼の費用相場を徹底解説

照明を交換したいとき、ダウンライトの場合はどうすればいいのでしょうか?「自分で交換できるの?」「どのくらいの費用がかかるの?」と疑問に思っている方も多いはず。
特に天井に埋め込まれているダウンライトは、一般的な照明器具と違って交換方法がわかりにくいですよね。
今回は、ダウンライトの交換方法と費用について詳しく解説します。自分でできる作業と業者に依頼すべき場合の違い、そして具体的な費用相場までバッチリわかりますよ。
目次
ダウンライトとは?基本的な特徴と種類を知ろう
まずは、ダウンライトの基本を押さえておきましょう。
ダウンライトの特徴
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明器具です。天井からの出っ張りがなくフラットになるため、スッキリとしたスタイリッシュな空間を演出できます。
小型のものが多く、1つでは部屋全体を照らすのに十分ではないため、複数個設置したり、他の照明と組み合わせて使われることが一般的です。
リビングや寝室はもちろん、玄関や水回りなどどこにあってもおしゃれな印象になります。天井面から飛び出ていないので掃除が楽なのも大きなメリットですね。
「うちのマンションもダウンライトを使っているけど、確かに掃除は楽かも!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ダウンライトの2つの種類:交換型と一体型
ダウンライトには大きく分けて2つのタイプがあります。
- 交換型:電球と照明器具が分かれており、電球だけを交換できる
- 一体型:電球と照明器具が一体になっており、器具ごと交換する必要がある
それぞれ特徴が異なるため、自分のニーズに合ったタイプを選ぶことが大切です。交換方法や費用も大きく異なってきますので、まずは自宅にあるダウンライトがどちらのタイプなのか確認してみましょう。
ダウンライトの交換は自分でできる?DIYの可否
「ダウンライト、自分で交換できたらいいのに…」と思っていませんか?実は、タイプによって自分で交換できるかどうかが変わってきます。
交換型ダウンライトの場合
交換型のダウンライトは、電球だけを交換する場合に限り、自分でDIY可能です。
カバー付きのダウンライトでは、照明器具のカバーが取付バネで天井面に固定されていることが多いです。このタイプは、カバーの縁をゆっくり下に引っ張ると取り外せます。
ただし、急に引っ張ると天井を傷つける可能性があるので、注意が必要です。古いタイプのダウンライトではネジで固定されていることもあるので、その場合はドライバーでネジを外します。
カバーを取り外したら、あとは電球を交換してカバーを再び取り付けるだけで完了です。とても簡単ですね!
電球を交換する際の注意点として、電球が熱くなっている場合があるので、十分に冷えてから作業を始めましょう。また、ダウンライトは熱がこもりやすいため、専用の電球を使用する必要があります。
一体型ダウンライトの場合
一体型のダウンライトは、電球と器具が一体になっているため、交換時には照明器具ごと交換する必要があります。
この作業には配線工事が必要となるため、電気工事士の資格を持った業者にお願いするしかありません。
「え、業者に頼むの面倒だな…」と思うかもしれませんが、無資格で工事を行うと感電や火災の危険があるだけでなく、法律違反になる可能性もあります。安全のためにも、必ず専門業者に依頼しましょう。
交換型ダウンライトの交換方法と費用
交換型ダウンライトの電球だけを交換する場合は、先ほど説明したように自分でできます。では具体的な費用はどうでしょうか?
電球交換の手順
- 照明のスイッチを切り、電球が冷えるのを待つ
- カバーを慎重に取り外す(バネ式またはネジ式)
- 古い電球を取り外す
- 新しい電球を取り付ける
- カバーを元通りに取り付ける
交換型の電球交換にかかる費用
交換型の電球交換にかかる費用は、電球の種類や性能によって異なりますが、一般的なLED電球だと1,000円~3,000円程度です。
自分で交換する場合は、電球の購入費用だけで済むため、非常に経済的です。また、季節や気分に合わせて明るさや色合いを変えたい場合も、簡単に交換できるのがメリットですね。
「ちょっと暖かみのある色に変えたいな」と思ったときに、自分で気軽に電球を交換できるのは嬉しいですね。
交換型本体の交換
ただし、交換型ダウンライトでも本体自体の寿命は約10年と言われています。本体が寿命を迎えたときには、交換に電気工事士の資格が必要となります。
本体交換の場合は、次の「一体型ダウンライト」の項目と同様の費用がかかると考えておきましょう。
一体型ダウンライトの交換方法と費用
一体型ダウンライトは電球と器具が一体化しているため、交換には電気工事士の資格を持った業者への依頼が必要です。
一体型ダウンライト交換の流れ
- 業者に見積もりを依頼する
- 交換するダウンライトを選択する
- 業者が古いダウンライトを取り外す
- 新しいダウンライトを取り付ける
- 動作確認をして完了
一体型ダウンライト交換の費用内訳
一体型ダウンライトの交換には、以下のような費用がかかります:
費用項目 | 金額の目安 |
ダウンライト本体 | 2,000円~10,000円/個 |
取付工事費 | 2,000円~4,000円/個 |
出張費 | 10,000円~20,000円 |
廃材処分費 | 500円~1,000円/個 |
つまり、1個だけ交換する場合、トータルで「15,000円~35,000円」程度かかると考えておきましょう。
複数個まとめて交換すると、1個あたりの費用は少し安くなります。出張費は1回分で済むためですね。
「思ったより高いな…」と感じるかもしれませんが、LEDダウンライトは寿命が長いため、長期的に見れば経済的です。
ダウンライト交換を安く済ませるコツ
「少しでも費用を抑えたい!」そんな方のために、ダウンライト交換を安く済ませるコツをご紹介します。
複数個まとめて交換する
出張費は1回の訪問で発生するため、複数個まとめて交換すれば1個あたりの費用を抑えられます。「あそこのも交換しようかな」と思っていたら、まとめて依頼するのがお得です。
複数業者から見積もりを取る
電気工事業者によって料金体系は異なります。複数の業者から見積もりを取って比較することで、適正価格で依頼できます。ネットでの口コミや評判も参考にしましょう。
ネット通販を活用する
ダウンライト本体は、業者に頼むより自分でネット通販で購入したほうが安く済むことが多いです。購入したダウンライトを業者に取り付けてもらうことも可能です。
「Amazonや楽天で探せば、安いのが見つかるかも!」と思い立ったら、すぐに検索してみるのもいいですね。
ダウンライトのサイズと選び方
ダウンライトを交換する際には、適切なサイズを選ぶことが重要です。
ダウンライトのサイズ表記について
ダウンライトのサイズは「Φ(ファイ)」という記号を使って表されています。Φ100は直径100mmを意味します。一般的なサイズは以下の通りです:
- Φ75(75mm)
- Φ100(100mm)
- Φ125(125mm)
- Φ150(150mm)
ダウンライト選びのポイント
- 現在の埋込穴サイズに合わせる:交換の際は、既存の埋込穴サイズに合ったものを選びましょう。
- 大きいサイズに変更したい場合:現在より大きいサイズに変えたい場合は、工事で穴を広げることができます(追加費用が必要)。
- 小さいサイズに変更したい場合:リニューアルプレートという器具を使えば、既存の穴より小さいサイズのダウンライトも取り付けられます。
- 埋込高さを確認する:ダウンライトが天井の中に入るサイズ(埋込高さ)も重要です。天井の厚みより埋込高さが大きいと、ダウンライトが浮いてしまいます。
「うちの天井ってどのくらいの厚みなんだろう?」と気になる方は、業者に相談するといいでしょう。
特殊なダウンライト交換の費用相場
特殊なタイプや場所のダウンライト交換には、追加費用がかかる場合があります。
調光式ダウンライトへの変更
明るさを調節できる調光式ダウンライトに変更する場合:
- 調光式ダウンライト本体:約5,000円~
- 変更工事費用:約13,000円~20,000円
高所のダウンライト交換
吹き抜けなど高い場所にあるダウンライトの交換には、足場の設置が必要になることがあります:
- 高所作業の追加費用:約50,000円~60,000円
「え、そんなにかかるの!?」と驚くかもしれませんが、安全に作業するための足場設置は必須なんです。
人感センサー付きダウンライト
玄関などでよく使われる人感センサー付きダウンライトは、一般的なものより高価です:
- 人感センサー付きダウンライト費用:約10,000円~15,000円
ダウンライト交換時の注意点と安全対策
ダウンライト交換を行う際には、以下の点に注意しましょう。
電気工事は資格者に依頼する
一体型ダウンライトの交換や配線工事が必要な場合は、必ず電気工事士の資格を持つ業者に依頼しましょう。無資格で工事を行うと、電気工事士法違反となり罰則の対象になる可能性があります。
感電や火災のリスクもありますので、安全のためにも専門業者に任せましょう。
熱による影響を考慮する
ダウンライトは天井に埋め込まれているため、熱がこもりやすい構造です。LED電球に交換する場合でも、放熱性能が十分かどうかを確認しましょう。
また、ダウンライトの近くに燃えやすいものや背の高い家具を置くと、火災のリスクが高まります。設置場所の周辺環境にも気を配りましょう。
「子供部屋のカーテンが近くにあるな」と気になったら、少し距離を取るように調整するといいでしょう。
古い配線の確認
長期間使用したダウンライトを交換する際は、天井内の配線が劣化していないか確認することも重要です。古い配線をそのまま使用し続けると、ショートや火災のリスクが高まります。
業者に依頼する際は、配線の状態も確認してもらうといいでしょう。
福岡市のエリア別ダウンライト交換事情と対策
福岡市は気候や住宅事情によって、ダウンライト選びのポイントが変わってきます。ここでは、福岡市の特徴とエリア別のアドバイスをご紹介します。
福岡市の気候特性と窓選びの基本
福岡市は夏は高温多湿、冬は比較的温暖ですが、季節風の影響を受けやすい地域です。そのため、ダウンライト選びの際には以下の点に注意しましょう:
- 湿気対策のため防湿・防雨型ダウンライトが推奨される地域がある
- 夏の直射日光を避けるために、調光機能付きを検討するとよい
- 冬場の寒さ対策として、暖色系のライトが心地よい環境をつくる
区別の特徴とアドバイス
『各区の特性を活かしたダウンライト選び』
東区エリアでよくある相談内容と解決策
東区は海沿いのエリアが多く、塩害や湿気の影響を受けやすい地域です。リフォーム福岡市東区の事例では、防湿タイプのダウンライトを選ぶことで、長持ちさせることができます。
また、新興住宅地が多い東区では、モダンなデザインのダウンライトへの交換ニーズが高まっています。リノベーション福岡市東区では、シンプルでスタイリッシュなデザインが人気です。
博多区エリアの特徴と対応ポイント
博多区では古い建物と新しい建物が混在しています。特に古い建物では配線が劣化している可能性があるため、ダウンライト交換時には配線の状態も確認することをおすすめします。
繁華街に近い住宅では、省エネ性能の高いLEDダウンライトへの交換が進んでいます。
中央区エリアならではの考慮点
中央区は都心部に位置し、マンションが多いエリアです。高層マンションでは、ダウンライトの交換に制約がある場合があります。管理組合の規約を確認の上、作業を依頼しましょう。
スタイリッシュな空間づくりのため、調光・調色機能付きダウンライトへの交換が人気です。
南区エリアの住宅事情と推奨プラン
南区は住宅地と自然が共存するエリアです。湿気の影響を受けやすいため、防湿性能のあるダウンライトがおすすめです。
特に水回りのダウンライト交換では、防湿・防雨型を選ぶことで、長期間安心して使用できます。
城南区エリアの特性と注意点
城南区は比較的新しい住宅が多いエリアですが、一部では古い住宅もあります。古い住宅でダウンライトを新設する場合は、天井の構造確認が必要です。
住宅密集地では、光害に配慮した外側への光漏れの少ないタイプが配慮に繋がります。
西区エリアの環境に応じた提案
西区は海に面した地域が多く、塩害の影響を受けやすいエリアです。屋外や半屋外空間のダウンライトは、耐候性の高いタイプを選びましょう。
自然豊かな環境を活かすため、昼白色~電球色の調色機能付きダウンライトが人気です。
「そういえば、うちの地域特有の問題があったな」と思い当たる節があれば、業者に相談してみるのもいいでしょう。
ダウンライト交換のよくある質問
最後に、ダウンライト交換についてよくある質問とその回答をまとめました。
Q: ダウンライトの寿命はどのくらい?
A: LEDダウンライトの寿命は一般的に約40,000~60,000時間(約10年)ほどです。一日10時間使用した場合、約11年使用できる計算になります。
Q: 交換型と一体型、どちらがおすすめ?
A: 初期費用を抑えたいなら一体型、初期費用は高くても自分で電球交換ができる手軽さを求めるなら交換型がおすすめです。最近はLEDの普及で一体型が主流になってきています。
Q: ダウンライトを増設したい場合の費用は?
A: ダウンライト1台あたりの増設費用は約4,000円~6,000円です。天井の穴加工(約2,000円~3,000円)と配線接続(約2,000円~3,000円)が必要になります。マンションでコンクリート天井の場合は工事ができないか、高額な費用がかかる場合があります。
Q: ダウンライトの交換は火災保険が適用される?
A: 通常のダウンライト交換は火災保険の対象外です。ただし、落雷などの自然災害で照明器具が破損した場合は、火災保険の補償対象になる可能性があります。保険会社に確認してみましょう。
「そういえば、この前の雷でダウンライトが壊れたかも…」と思ったら、保険会社に問い合わせてみる価値はありますね。
まとめ:ダウンライト交換は種類に応じた対応を
ダウンライトの交換は、交換型か一体型かによって大きく方法と費用が異なります。
交換型ダウンライトの電球交換は自分でできますが、一体型ダウンライトや交換型の本体交換は電気工事士の資格を持った業者に依頼する必要があります。
交換費用は、交換型の電球交換なら1,000円~3,000円程度、一体型ダウンライトの交換なら15,000円~35,000円程度(1個の場合)と考えておきましょう。
ダウンライト交換を検討している方は、まずはお住まいのダウンライトのタイプを確認し、必要に応じて専門業者に相談してみてください。安全で快適な照明環境を手に入れましょう!
地域特性を活かしたダウンライト選びで、より快適な住環境を実現できます。特に福岡市では、各区の特性に合わせたダウンライト選びがおすすめです。
わからないことがあれば、ぜひ専門の業者に相談してみてください。適切なアドバイスを受けることで、長く快適に使えるダウンライトを選ぶことができますよ。