浴室リフォーム
2点ユニットバスでも快適!洗面台付きお風呂を使いこなす工夫とアイデア集

お部屋探しをしていると、「2点セパレート」や「2点ユニットバス」という言葉を目にすることがあります。これは洗面台がバスルーム内にあり、トイレが別になっている間取りのこと。
家賃を抑えたい学生さんや一人暮らしの方にとって、この間取りは選択肢のひとつになっていますが、「使いづらそう…」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2点ユニットバスの特徴やメリット・デメリットを解説し、快適に過ごすための工夫やアイデアをご紹介します。すでにお住まいの方も、これから引っ越しを考えている方も、ぜひ参考にしてください!
目次
2点ユニットバスとは?基本を知ろう
まずは2点ユニットバスの基本について理解しておきましょう。
ユニットバスの種類を知る
「ユニットバス」とは、浴槽・壁・床・天井などのパーツを工場であらかじめ製造し、現場で組み立てる浴室のことです。工場生産なので品質が安定し、施工期間も短いというメリットがあります。
ユニットバスには大きく分けて3種類あります:
- 1点ユニット:浴室のみ
- 2点ユニット:浴室+洗面台
- 3点ユニット:浴室+洗面台+トイレ
今回ご紹介するのは、浴室と洗面台が一体になっている「2点ユニット」です。
2点ユニットバスと2点セパレートの違い
2点ユニットバスと2点セパレートは、どちらも浴室に洗面台があるタイプの間取りですが、厳密には少し違います。
- 2点ユニットバス:工場製造の一体型浴室ユニットの中に洗面台がある
- 2点セパレート:トイレと浴室が別々で、浴室内に洗面台がある間取りの総称
ただし、賃貸物件の紹介では「2点セパレート」という言葉が広く使われているので、この記事でも同じ意味として扱います。
2点ユニットバスのメリット・デメリット
2点ユニットバスには、いいところも改善したいところもあります。客観的に見ていきましょう。
メリット
1. 家賃が抑えられる
2点ユニットバスのある物件は、独立洗面台(洗面所が別にある)の物件と比べて家賃が安い傾向にあります。特に学生向けのマンションでは、水回りの設備によって家賃差が出やすいので、予算を抑えたい方には魅力的な選択肢です。
2. お手入れがしやすい
浴室内に洗面台があるので、シャワーで水をかけて洗い流すことができます。水はねを気にせず掃除や洗顔ができるのは、実は使ってみると意外と便利なポイントです。
3. 居室スペースを広く使える
水回りがコンパクトにまとまっているので、同じ専有面積なら居室部分が広くとれます。限られた空間を有効活用したい一人暮らしの方にとっては大きなメリットです。
デメリット
1. ユニットバスタイプよりは家賃が高い
3点ユニットバス(トイレも一緒になっているタイプ)に比べると、家賃は高めになります。極限まで家賃を抑えたい場合は、3点ユニットバスの物件も検討する価値があります。
2. 床が濡れている状態になりがち
浴室内に洗面台があるため、シャワーを使った後は床が濡れています。翌朝までに完全に乾かないと、朝の身支度時に足元が濡れてしまい不快に感じることもあります。
3. 収納スペースが少ない
独立した洗面化粧台に比べて物を置くスペースが少なく、浴室内にはコンセントがないことが一般的です。化粧品やドライヤーなどは浴室外で使う必要があります。
2点ユニットバスでも快適に過ごすための工夫
デメリットは工夫次第で解決できます!実際に2点ユニットバスで暮らす人たちの知恵を集めました。
濡れた床対策
1. 入浴後にバスタオルで浴室内全体を拭く
シャワー後にバスタオルで床全体を拭くのは、最も確実な方法です。習慣にしてしまえば苦になりませんし、浴室のカビ防止にもなって一石二鳥!
2. 浴室用サンダルを活用する
100円ショップなどで販売されている浴室サンダルを用意しておけば、床が濡れていても気にせず立ち入れます。入浴中はサンダルを浴室外に出しておき、出たらまた中に置くというサイクルがおすすめです。
3. バスマットを活用する
洗面台の周りだけでも乾いていれば朝の身支度はしやすくなります。入浴後、洗面台付近にバスマットやタオルを敷いておくと、翌朝も快適に使えます。使用後は必ず干して乾かすことをお忘れなく。
収納スペース確保の工夫
1. 壁面を活用した収納を増やす
吸盤付きの棚やマグネット式のラックを活用しましょう。浴室の壁面素材を確認してから適した収納グッズを選ぶのがポイントです。
おすすめ商品例:
- 吸盤式のシャワーラック
- マグネット式のバスルームラック
- コーナーに設置できる突っ張りラック
2. アイテムを一つのカゴにまとめる
洗顔料、歯ブラシ、化粧水など必要なものは一つのカゴにまとめておくと便利です。浴室内に常時置いておくか、使うときだけ持ち込むか、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
3. 吊り下げ収納を活用する
シャンプーやボディソープなどは、S字フックを使って吊り下げると床に直置きするよりも衛生的です。詰め替えパックに直接ポンプを取り付けて使用する方法も人気があります。
身支度の工夫
1. 洗顔・歯磨き以外の身支度は室内で
ドライヤーを使ったり、メイクをしたりといった作業は室内で行うのがおすすめです。小さなドレッサーやメイクボックスを用意しておくと、快適に身支度ができます。
2. 洗面台使用のタイミングを工夫する
朝の混雑を避けるため、前夜のうちにできる準備は済ませておくなど、時間配分を工夫しましょう。また、乾いているうちに済ませたい作業を優先するのも一つの方法です。
3. キッチンの活用も一つの手
意外かもしれませんが、キッチンで歯磨きや洗顔をする方も少なくありません。特に一人暮らしなら、朝の忙しい時間にキッチンを活用するのも効率的です。
2点ユニットバスの収納に役立つおすすめアイテム
実際に役立つ収納アイテムをご紹介します。予算3,000円以下で揃えられるものを中心にピックアップしました。
1. ステンレス突っ張りコーナーラック
狭いユニットバスでも設置しやすいコーナーラック。縦方向のスペースを活用できるので、限られた面積でも多くのアイテムを収納できます。水切り穴付きで、水がたまりにくく衛生的です。
2. シャワーラック
シャワーヘッドに掛けるタイプのラックは、省スペースながら大容量の収納が可能です。シャンプー、リンス、ボディソープなどをすっきり収納できます。吸盤付きのものを選ぶと安定感がアップします。
3. マグネット式バスルームラック
浴室の壁面がマグネット対応であれば、マグネット式のラックがおすすめ。取り付けが簡単で、必要に応じて位置を変えられる柔軟性が魅力です。タオルハンガーやフック付きの商品を選ぶと用途が広がります。
4. バスタブトレイ
浴槽のフチに設置するトレイは、洗顔料や歯磨きセットなど、よく使うアイテムを手元に置くのに便利です。入浴中にスマホなどを置く台としても使えます。
5. 洗濯機の上の空間を活用
洗面台を使用した後のドライヤーやヘアアイロンは熱いまま置けないことがあります。洗濯機の上に耐熱性のマットを敷けば、すぐに置けるスペースが確保できます。
2点ユニットバスの掃除術
キレイに保つことで、2点ユニットバスの快適さはグンと上がります。効率的な掃除方法をご紹介します。
日々のメンテナンス
毎日シャワー後に5分だけでも、以下のことをするだけで清潔さが違います:
- シャワーで壁や洗面台周りを軽く洗い流す
- 水切りワイパーで壁の水気を切る
- 床の水気をバスタオルで拭き取る
- 換気扇を回し、できれば扉を開けて乾燥させる
週に一度のお掃除
週に一度は以下のポイントを重点的に掃除しましょう:
- 洗面台のシンクや鏡の水垢を落とす
- シャワーヘッドや蛇口の水垢を除去する
- 排水口の髪の毛やごみを取り除く
- カビが発生しやすい箇所にカビ予防スプレーを吹きかける
掃除に役立つアイテム
- 水切りワイパー
- マイクロファイバークロス
- お風呂用洗剤
- カビ予防スプレー
- 重曹やクエン酸(自然派の掃除に)
福岡市で2点ユニットバスを快適に使うための地域別アドバイス
福岡市は湿度が高く、特に夏場は浴室の湿気対策が重要になります。地域ごとの特性を踏まえて、2点ユニットバスを快適に使うコツをご紹介します。
福岡市全般の気候特性と対策
福岡市は年間を通して湿度が高く、特に梅雨時期や夏場は湿気対策が必須です。
- 湿度対策:除湿剤の設置、こまめな換気
- カビ対策:防カビスプレーの定期的な使用、珪藻土マットの活用
- 通気性:浴室使用後は最低30分は換気扇を回す
東区エリアでの工夫ポイント
東区は海に近い地域が多く、塩分を含んだ湿気が多いエリアです。
- よくある悩み:金属部分のサビ、湿気によるカビの発生
- 解決策:ステンレス製や樹脂コーティングされた収納アイテムの使用、海風の影響を考慮した防カビ対策の強化
リフォーム福岡市東区の業者に相談すれば、地域特性に合わせた浴室の改修提案が受けられます。小さな工夫でも快適性は大きく変わります。
博多区エリアの特徴と対応策
博多区は都心部が多く、マンションやアパートなど集合住宅の2点ユニットバスが多いエリアです。
- エリア特性:集合住宅が多い、比較的古い建物も存在
- 対応策:限られたスペースを有効活用する収納術の導入、結露防止シートの活用
博多区で賃貸物件をお探しの方は、リノベーション福岡市の実績がある業者に相談すると、2点ユニットバスでも快適に過ごせる工夫のアドバイスがもらえます。
中央区エリアならではの工夫
中央区はオフィスと住居が混在し、様々なタイプの建物があるエリアです。
- エリア特性:多様な住宅タイプ、古い物件から最新設備まで様々
- 工夫ポイント:古い木造住宅の場合は吸湿性の高い素材の活用、新しいマンションならマグネット収納の活用
リフォーム福岡市の専門家に相談すれば、中央区の物件特性に合わせた2点ユニットバスのリノベーション提案が受けられます。
南区・城南区・西区の工夫ポイント
南区・城南区・西区は住宅地が多いエリアで、家族世帯も多い地域です。
- 南区:一戸建てが多く、比較的スペースに余裕がある場合も
- 城南区:丘陵地が多く、湿度差が生じやすい環境
- 西区:海に近い地域では塩害対策も必要
リノベーション福岡市の専門家に相談して、各区の特性に合わせた2点ユニットバスの改善提案を受けることをおすすめします。
よくある質問
最後に、2点ユニットバスについてよくある質問にお答えします。
Q: 賃貸物件の2点ユニットバスでも収納を増やせますか?
A: はい、可能です。
賃貸物件でも壁に穴を開けない方法で収納を増やせます:
- 吸盤式の収納
- マグネット式のラック(壁の素材を事前に確認)
- 突っ張り棒を利用した収納
- 浴槽のフチに置くタイプのラック
Q: 朝の身支度を効率的にするコツはありますか?
A: 時間と場所の使い分けがポイントです。
- 洗顔・歯磨きは浴室内の洗面台で
- ドライヤーやメイクは居室で
- 前夜にできる準備は済ませておく
- 使うものをカゴにまとめて一度に持ち込む
Q: カビ対策で最も効果的な方法は?
A: 毎日の換気と水気の除去が基本です。
- 使用後は30分以上換気扇を回す
- 床の水気を毎回拭き取る
- 週1回はカビ予防スプレーを使用する
- 珪藻土マットなど吸湿性の高いアイテムを活用する
まとめ:工夫次第で2点ユニットバスも快適に!
2点ユニットバスは、メリットもデメリットもある間取りです。家賃を抑えられる一方で、使い勝手に不便さを感じることもあるでしょう。しかし、この記事でご紹介した工夫やアイデアを取り入れることで、十分に快適な空間にすることができます。
特に福岡市のような湿気の多い地域では、湿気対策と収納の工夫が重要です。地域特性に合わせた対策を取り入れて、2点ユニットバスの物件でも快適な生活を目指しましょう。
リフォームやリノベーションを検討されている方は、リフォーム福岡市の専門家に相談すれば、お住まいの地域や物件に最適な提案が受けられます。ぜひ参考にしてみてください。
毎日使う水回りだからこそ、ちょっとした工夫で生活の質は大きく変わります。あなたらしい快適な2点ユニットバスライフを楽しんでください!