リフォームノウハウ
あなたの暮らしに合った浴槽サイズの選び方!プロが完全解説
毎日の疲れを癒すお風呂タイム。でも「足を伸ばせない」「家族と入るには狭い」なんて悩みはありませんか?実は、浴槽のサイズ選びは快適な入浴体験のカギを握っています。
この記事では、自分に合った浴槽・浴室サイズの選び方や、リフォーム時の注意点までを徹底解説します。浴室空間をより快適にするヒントが満載ですよ!
目次
浴槽・浴室サイズの基本知識

お風呂の広さを表す方法には、大きく分けて2種類あります。
- 浴室の広さ=「坪数」
- ユニットバスのサイズ=「4桁の数字」
お風呂・浴室の坪数について
浴室の広さは一般的に坪数で表され、主に以下の4種類があります。
- 0.75坪
- 1坪
- 1.25坪
- 1.5坪
※1坪の広さは約3.3㎡(畳2畳分)です。
最近の新築戸建住宅では、浴室の広さとして1坪サイズが主流となっています。これは、限られた住宅スペースを効率よく活用しつつ、快適な入浴環境を提供するバランスの取れたサイズと言えるでしょう。
ユニットバスのサイズ表記について
ユニットバスのサイズは「1216」「1616」のような4桁の数字で表記されます。これは浴室内の内径の「幅×奥行き」を示したもので、メーカー共通の表記方法です。
例えば:
- 「1216」は幅120cm×奥行き160cm
- 「1616」は幅160cm×奥行き160cm
- 「1618」は幅160cm×奥行き180cm
この数字の読み方は「イチニイイチロク」「イチロクイチロク」などと読みます。
実際にユニットバスのサイズを測るには、浴室内の向かい合った壁から壁までの長さを縦横それぞれ測ればOKです。これであなたの浴室のサイズが分かりますよ。
主な浴槽・浴室サイズ一覧表
ユニットバスには様々なサイズがありますが、ここでは代表的なものをご紹介します。
| ユニットバスサイズ | 浴室内寸(幅 × 奥行) | 坪数 | 主な用途 |
| 1216サイズ | 120cm × 160cm | 0.75坪 | 一戸建て・マンション |
| 1317サイズ | 130cm × 170cm | 0.75坪 | 一戸建て・マンション |
| 1418サイズ | 140cm × 180cm | 0.75坪 | 主にマンション |
| 1616サイズ | 160cm × 160cm | 1坪 | 一戸建て・マンション |
| 1717サイズ | 170cm × 170cm | 1坪 | 一戸建て・マンション |
| 1618サイズ | 160cm × 180cm | 1.25坪 | 一戸建て・マンション |
| 1620サイズ | 160cm × 200cm | 1.25坪 | 一戸建て |
| 1624サイズ | 160cm × 240cm | 1.5坪 | 主に一戸建て |
| 1818サイズ | 180cm × 180cm | 1.25坪 | 一戸建て |
マンションでは「1418」サイズが人気で、適度な広さと使いやすさを兼ね備えています。一方、戸建て住宅では「1216」や「1616」が普及しており、特に「1616」サイズはゆったりとお湯に浸かれる絶妙なサイズ感です。
「一戸建て用」と「マンション用」でユニットバスの規格が異なることもポイントです。マンション用は天井の高さや床下が低く設計されており、小さめのサイズから展開されています。
ただし、同じサイズ表記のユニットバスでも、製品によって設置に必要な寸法が微妙に異なることがあります。「同じサイズ表記なら、どれでも我が家の浴室に入る」とは限らないので注意しましょう。
理想的な浴槽・浴室サイズの選び方

理想的な浴槽・浴室サイズは、家族構成や入浴スタイルによって大きく変わります。ここでは、シーン別におすすめのサイズをご紹介します。
一人でゆったり入浴したい場合
「足を伸ばしてゆったり入りたい!」そんな方には、浴槽の幅が重要です。
浴槽の奥行きはメーカーによる差が少ないため、ゆったり感は主に浴槽の「幅(長辺)」で決まります。身長別に見ると:
- 浴槽幅100cm以下:成人の方は足を伸ばすことができず、窮屈に感じるかも
- 浴槽幅100~130cm:身長160cm程度なら、ある程度足を伸ばして入浴可能
- 浴槽幅140cm:身長180cm程度の方でも、膝を少し曲げる程度で入浴可能
- 浴槽幅160cm:ほとんどの方が足を十分に伸ばせる広さ
足を伸ばしてゆったり入浴するには、1坪(1616サイズ)以上のユニットバスが理想的です。浴槽幅が150cm以上あると、多くの方が足を伸ばして入れますよ。
「今の浴槽では足が伸ばせない…」という方は多いですよね。そんな方こそ、リフォームの際は少し大きめのサイズを検討してみてはいかがでしょうか。
家族や親子で入浴したい場合
家族や親子で一緒に入浴するなら、浴室全体と浴槽の広さが重要です。
浴室は1.25坪以上(1618・1620サイズなど)、浴槽は幅160cm以上がおすすめ。特に奥行きが10~20cmほど長い「ワイドタイプ」の浴槽は、大人2人や親子での入浴に最適です。
洗い場も広めに確保できるので、子供と並んで座って体を洗うこともできますよ。小さなお子さんがいる家庭では、「出っ張りのない水栓金具」や「チャイルドロック付きの出入り口」などのオプションも検討してみてください。
介護を想定する場合
介護を必要とする方がいる場合は、浴室の広さとバリアフリー設計が重要です。
浴室は1.25坪以上(1620・1623・1624サイズなど)が必要で、これくらいあれば車いすでの入室スペースを確保できます。また、以下のポイントも重要です:
- 浴室出入口を引き戸にする
- 適切な位置に手すりを設置する
- すべりにくく冷えにくい床材を使用する
- 浴槽の高さを約40cmにして、またぎやすくする
このような配慮があれば、介護する側・される側の双方が安心して入浴できますね。介護を想定したサイズ選びでお悩みの方は、各メーカーのショールームでプロに相談してみるのも良いでしょう。
浴槽・浴室リフォーム時の注意点

浴室リフォームを成功させるためには、サイズ選びだけでなく、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
搬入経路の確認が必須
浴室リフォームでよく見落とされがちなのが、搬入経路の確認です。ユニットバスは設置・交換の際、分解した状態で搬入するのが一般的ですが、浴槽などは分解できないパーツもあります。
目安として、玄関から浴室までの通路の間口が65cm以上、廊下の曲がり角が75cm以上あれば、たいていは搬入可能です。事前に経路を測っておくと安心ですね。
「せっかく理想のサイズを選んだのに搬入できなかった…」という失敗を避けるためにも、忘れずにチェックしましょう。
既存浴室の形状や構造にも注意
タイル張りの在来工法の浴室から、ユニットバスへのリフォームも可能ですが、いくつかの注意点があります:
- 浴室内に柱や梁の出っ張りがある場合
- 浴室の天井に傾斜がある場合
- 浴室の形が不規則な場合
こういった特殊な構造の浴室では、希望のサイズが入らないことや、小さなサイズのユニットバスしか設置できないケースがあります。最悪の場合、現在の浴室よりも狭くなってしまう可能性も…。
しかし、特殊な構造の浴室工事に慣れたリフォーム会社なら、工夫して対応してくれることもあります。複数社から見積もりを取り、ベストな提案をしてくれる業者を探してみましょう。
1cmの違いが大きな影響に
浴室が1590×1600サイズの場合、たった1cm足りないだけで1616サイズのユニットバスが設置できません。その場合、1216サイズにせざるを得ず、結果として浴室が大幅に狭くなることも…。
また、既存の壁の内側にユニットバスの壁を作るため、リフォーム後は浴室がどうしても少し狭くなります。現在の浴室サイズを正確に測り、設置可能なユニットバスを確認しておくことが大切です。
浴室拡張のためのリフォームオプション

「今の浴室では希望のサイズが入らない…」という場合でも、諦める必要はありません。浴室を拡張するリフォームという選択肢があります。
浴室拡張が可能なケース
- デッドスペースの活用:浴室の壁の裏に使われていない空間がある場合
- 隣接する部屋の一部を活用:脱衣所や廊下のスペースを一部浴室に取り込む
- 間取り変更:リフォームに合わせて水回りの配置を見直す
特に築年数が経過した住宅では、ユニットバスのサイズが今ほど多くなかった時代のものが使われていることも。新しい製品に交換するだけでサイズアップにつながる可能性があります。
おすすめのメーカー品
浴室の拡張やサイズの微調整に対応したメーカー品をいくつかご紹介します:
タカラスタンダード『ぴったりサイズシステムバス』 間口・奥行きのサイズを2.5cm刻みでオーダーでき、約1,500通りのバリエーションから選べます。規格サイズが入らない浴室でも対応可能です。
LIXIL(リクシル)『リノビオ』シリーズ 特に『リノビオV』は、浴室壁裏の配管形状を工夫し、浴槽や洗い場のサイズアップを実現しやすい設計になっています。狭い浴室向けの『リノビオFit』では、1014・1115といった小さめサイズも展開しています。
TOTO『マンションリモデルバスルーム』 マンション浴室のリフォーム向けに開発された人気シリーズです。断熱性の高い「魔法びん浴槽」や、清掃しやすい鏡・床材など、機能性も充実。浴室用スペースが限られる場合には1014・1115・1116サイズも選択可能です。
浴室リフォームの費用と工期
浴室リフォームの費用や工期の目安は以下の通りです
| 工事内容 | リフォーム費用相場 | 工事期間 |
| ユニットバス⇒ユニットバス | 50~150万円 | 4日前後 |
| 在来浴室⇒ユニットバス | 65~150万円 | 1週間前後 |
費用を抑えるには、同一規格の商品に交換するのがおすすめです。ただし浴室を拡張する場合や、特殊な構造に対応する工事が必要な場合は、追加費用がかかることもあります。
正確な費用と工期については、リフォーム業者に現地調査してもらった上で見積もりを取ることをおすすめします。複数の業者から見積もりを取ることで、適正な価格かどうかの判断材料にもなりますよ。
福岡市のエリア別 最適な浴槽・浴室選び

福岡市は地形や気候の特性によって、最適な浴室づくりのポイントが異なります。ここでは、福岡市の地域特性と各区別のアドバイスをご紹介します。
福岡市の気候特性と浴室づくりの基本
福岡市は夏は高温多湿、冬は比較的温暖ですが、風や湿度の影響を受けやすいエリアです。浴室選びでは特に以下のポイントに注意しましょう:
- 結露対策:高い湿度に対応するため、断熱性・換気性能を重視
- 防カビ対策:梅雨時期も快適に使える素材選び
- 省エネ設計:夏場の冷房効率も考慮した浴室づくり
各区の特性を活かした浴槽・浴室選び
東区エリアでよくある相談内容と解決策
東区は海に近く塩害の影響を受けやすいエリアもあり、素材の耐久性が重要です。また新興住宅地も多く、子育て世代からの「家族で入れる広めの浴槽」の相談が増えています。
東区のリフォームでは、1.25坪(1618サイズなど)の浴室と、親子で入れるワイドタイプの浴槽がおすすめです。また、塩害に強い素材を選ぶことで、メンテナンス頻度を減らせます。
博多区エリアの特徴と対応ポイント
博多区は都市部特有の狭小住宅や古いマンションが多く、限られたスペースで機能性を確保するリフォームが求められます。
博多区リフォームでは、1坪以下の浴室でも快適に使える工夫が重要です。タカラスタンダードの『ぴったりサイズシステムバス』や、リクシルの『リノビオFit』など、小さめサイズでも機能性が高い製品がおすすめです。
中央区エリアならではの考慮点
中央区は古い建物と新しいマンションが混在し、築年数や構造が多様です。特にマンションでは排水管の位置や構造上の制約が大きいことも。
中央区のリノベーションでは、既存の配管位置を活かした設計が重要です。TOTOの『マンションリモデルバスルーム』のような、マンション専用設計の製品が適しています。
南区エリアの住宅事情と推奨プラン
南区は戸建て住宅が多く、家族構成も多様なエリアです。特に高齢化が進んでいる地域では、将来の介護も見据えたバリアフリー設計の相談が増えています。
南区エリアのリフォームでは、1.25坪以上の広さを確保し、手すりや段差解消などの安全対策を取り入れるのがおすすめです。浴槽も高さを低めにし、またぎやすい設計のものを選びましょう。
城南区エリアの特性と注意点
城南区は高台に位置する住宅も多く、冬場の寒さ対策が重要です。また学生向けの賃貸住宅も多いエリアで、コストパフォーマンスを重視した提案が求められます。
城南区のリフォームでは、断熱性の高いユニットバスを選ぶことがポイントです。特に「魔法びん浴槽」のような保温効果の高い製品は、冬場のヒートショック対策にも効果的です。
西区エリアの環境に応じた提案
西区は海に面した地域と内陸部で環境が大きく異なります。特に海沿いでは強い風や塩害の影響を考慮した対策が必要です。
西区のリフォームでは、耐久性の高い素材選びと、風通しを考えた換気設計が重要です。また窓の位置や大きさも、プライバシーと採光のバランスを考えて設計しましょう。
まとめ:あなたに最適な浴槽サイズを選ぼう
浴槽・浴室のサイズ選びは、毎日の入浴タイムの快適さを左右する重要なポイントです。この記事のポイントをおさらいしておきましょう。
浴室の広さとユニットバス選びのポイント
- 浴室の広さは坪数(0.75、1、1.25、1.5坪)で表し、ユニットバスのサイズは「1216」「1616」などの4桁の数字で表します。
- 足を伸ばしてゆったり入りたいなら 1616サイズ(1坪)以上 がおすすめ。
- 家族や親子で入浴するなら 1.25坪(1618・1620サイズなど)以上 が理想的。
- 介護を想定するなら 1.25坪以上の広さ と、バリアフリー設計 が重要。
- リフォーム時は 搬入経路や浴室の形状・構造 にも注意が必要です。
- 福岡市では区ごとの特性 に合わせた浴室づくりを心がけましょう。
ユニットバスは機能性とデザイン性を兼ね備えた製品が豊富にあります。ショールームで実際に見て触れることで、イメージがさらに具体的になりますよ。
最適なサイズや機種選びでお悩みの際は、ぜひ専門の施工業者に相談してみてください。プロの視点からアドバイスをもらうことで、後悔のないリフォームが実現できるはずです。
