トイレリフォーム
トイレに手すりを後付けする方法と選び方をプロが完全解説!!安心安全なトイレ空間を作ろう

足腰の衰えを感じると、毎日の当たり前の動作が少しずつ大変になってきますよね。特にトイレでの立ち座りは頻繁に行う動作だけに、つらさを感じ始めたらすぐに対策を考えたいところです。
そんなときに役立つのが「手すり」です。適切な位置に手すりがあるだけで、立ち座りの負担がぐっと軽減されます。手すりがあれば安心してトイレを使えるようになり、自立した生活をサポートしてくれるんです。
この記事では、トイレに手すりを後付けする方法や種類、選び方のポイントをシエルブルーの高橋が詳しく解説します。DIYで取り付ける方法から、プロに依頼する場合の費用相場、さらには介護保険などの活用法まで幅広くカバーしています。
目次
トイレに手すりがあると何が変わる?
トイレに手すりを設置すると、こんなメリットがあります。
- 立ち座りの動作が楽になる:体重を支えることで足腰への負担が軽減
- 転倒リスクが減る:バランスを崩した時のセーフティネットに
- 安心感が増す:支えがあることでトイレを使うことへの不安が減少
- 自立した生活をサポート:介助者の手を借りる機会が減る
「つらい」と感じ始めたときが、手すりの設置を検討するタイミングです。わずかな違和感を感じたら、それは体からのサインかもしれません。早めの対応で、トイレを使うことへの不安を解消しましょう。
トイレに適した手すりの種類
トイレに設置できる手すりは、実はさまざまな種類があります。ここでは主な7種類を紹介します。あなたの状況や好みに合わせて選んでみてください。
1. 水平型(横型)手すり
水平型手すりは、壁に沿って横向きに設置するタイプです。壁伝いの移動をサポートし、姿勢の安定にも役立ちます。
特徴
- 横方向の移動をサポート
- 中腰の姿勢を補助
- 肘を置いての移動が可能
- トイレの出入りから便器までの移動に最適
トイレの入口から便器までの壁に設置すると、安心して移動できるようになります。また、便器の正面の壁に設置すれば、立ち上がる際のサポートにもなります。
2. I字型(縦型)手すり
縦向きに設置するI字型手すりは、立ち座りの動作や姿勢の安定に効果的です。
特徴
- 縦方向の体の動きをサポート
- 立ち上がり・座る動作の補助に最適
- トイレの出入口やドア付近に設置すると便利
- シンプルな形状で使いやすい
トイレのドア付近に設置すれば、出入りする際の姿勢を安定させる助けになります。また、便器の横に設置すれば、立ち座りの動作をスムーズにサポートしてくれます。
3. L字型手すり
L字型手すりは、縦と横の両方の動きをサポートできる便利なタイプです。
特徴
- 水平と垂直、両方向の動きをサポート
- 立ち座りから移動までカバー
- 肘を置いて体を支えるのに便利
- 多機能で使い勝手が良い
L字型は水平型とI字型の良いところを組み合わせたタイプなので、立ち座りと横移動の両方をサポートしてくれます。多機能なので、トイレに1本だけ設置するなら、L字型がおすすめです。
4. 置き型手すり
工事不要で設置できる置き型手すりは、気軽に導入できるメリットがあります。
特徴
- 工事が不要で簡単に設置可能
- 背もたれやひじ掛けなどトイレ専用設計
- 賃貸住宅でも使える
- 移動や撤去が簡単
置き型は工事を必要としないので、賃貸住宅でも気軽に設置できます。また、急な対応が必要な場合にもすぐに導入できる手軽さが魅力です。
5. 可動式(はね上げ)手すり
使わないときは折りたためる可動式手すりは、スペース効率が良く便利です。
特徴
- 使わないときは折りたたんでスペースを確保
- 介助者のアクセスがしやすい
- 他の家族も使いやすい
- 車いすからの移乗にも便利
可動式手すりは、使わないときは壁に沿って折りたためるので、トイレのスペースを有効活用できます。また、介助者がサポートする際にも邪魔になりません。
6. 前方ボード
便座の正面に設置する前方ボードは、前傾姿勢の保持に役立ちます。
特徴
- 便座への着座をスムーズにする
- 前傾姿勢を保持しやすい
- はね上げ式とスイング式がある
- 介助者が衣類の脱衣を手伝いやすい
前方ボードは便座に座るときの安定感が増すだけでなく、排泄時に前かがみの姿勢が取りやすくなるメリットもあります。
7. 特殊な形状の手すり(格子型・楕円形など)
特殊な形状の手すりは、握りやすさや使い勝手に工夫があります。
特徴
- 独自の形状で握りやすい
- 利用者の特性に合わせた設計
- 機能性とデザイン性を両立
- 特殊なニーズに対応
格子型のように交差した部分が多いと、どの位置からでも掴みやすくなります。特定の使いにくさがある場合は、特殊な形状の手すりを検討してみるとよいでしょう。
トイレの手すりを設置する方法3つ
手すりの種類が分かったところで、次は設置方法を考えていきましょう。大きく分けて3つの方法があります。
1. 工務店やリフォーム業者に依頼する
専門業者に依頼すれば、あなたのニーズに合った最適な手すりを提案してくれます。
メリット
- プロの目で最適な商品と設置位置を提案してもらえる
- 安全で確実な施工が期待できる
- 壁の補強など必要な工事も併せて対応
- アフターフォローも安心
デメリット
- 取付費用が別途必要
- 予約から施工まで時間がかかることも
工務店やリフォーム業者に依頼すれば、トイレの状況や使用者の身体状況に合わせた最適な提案をしてもらえます。安全性を重視するなら、プロに任せるのが一番安心です。
2. DIYで自分で取り付ける
DIYに自信がある方なら、自分で手すりを取り付けることも可能です。
メリット
- 商品代金のみで済む
- 自分のペースで作業できる
- すぐに取りかかれる
- 達成感がある
デメリット
- 工具が必要
- 壁の強度を正確に判断するスキルが必要
- 取付ミスで思わぬ事故の可能性も
DIYでの取り付けは費用を抑えられますが、安全性を最優先に考えるなら、自信がない場合はプロに依頼するのが無難です。後ほどDIYでの取り付け方法を詳しく解説します。
3. 手すり付きポータブルトイレを利用する
工事せずにすぐ使えるポータブルトイレという選択肢もあります。
メリット
- 工事が一切不要
- すぐに使用開始できる
- 必要な場所に移動可能
- トイレまでの移動も不要に
デメリット
- 洗浄や排泄物の処理が必要
- 見た目や臭いの問題
- 設置スペースが必要
ポータブルトイレは工事不要ですぐに使えるメリットがありますが、排泄物の処理など別の手間が生じます。緊急的な対応や、トイレまでの移動自体が困難な場合の選択肢として検討するとよいでしょう。
トイレに手すりを取り付ける費用相場
手すりの設置にかかる費用は、設置方法や手すりの種類によって大きく変わります。主な費用項目と相場を確認しておきましょう。
DIYの場合の費用
DIYで取り付ける場合は、手すり本体の価格と工具代が主な費用です。
手すりの種類 | 価格相場 |
水平型・I字型手すり | 3,000円~30,000円 |
L字型手すり | 5,000円~30,000円 |
置き型手すり | 4,000円~40,000円 |
可動式手すり | 10,000円~40,000円 |
工具を持っていない場合は、下記のような工具代が別途必要になります。
- 下地探し:1,000円~
- 電動ドライバー:2,500円~
プロに依頼する場合の費用
プロに依頼する場合は、手すり本体代金に加えて取付工事費と諸経費がかかります。
費用の内訳
- 手すり本体:12,000円~30,000円/本
- 取付工事費:15,000円~30,000円
- 諸経費:実費
- 壁の補強工事:必要に応じて別途
最もシンプルな水平型やI字型の手すり1本を設置する場合、商品代金と取付費を合わせて1万円~2万円程度が相場です。トイレ専用の手すりなど複雑なタイプでは7万円程度かかることもあります。
トータルでは、手すりの種類や設置本数、壁の補強の有無などによって3万円~10万円が一般的な相場です。
ただし、後述する介護保険などを利用すれば、自己負担を大幅に減らせる可能性があります。高齢者や要介護者のための設置なら、補助制度の確認をおすすめします。
トイレの手すり選びのポイント5つ
トイレの手すりを選ぶ際には、以下の5つのポイントをチェックしましょう。後悔しない選択のために、事前にしっかり検討することが大切です。
1. 設置方法で選ぶ
住まいの状況に合わせて設置方法を選びましょう。
- 持ち家:壁に固定する取付タイプが安定感があり安心
- 賃貸住宅:工事不要の置くタイプが便利
- 工事の可否:壁の強度や構造上の制約を確認
特に賃貸住宅では、原状回復が必要になるため、工事不要の置き型が無難です。大家さんの許可が得られれば、取付タイプも検討できます。
2. サイズ調節機能で選ぶ
使う人だけでなく、同居家族の使いやすさも考慮しましょう。
- 可動式かどうか:使わないときに折りたためると便利
- 長さ調節機能:微調整ができると使いやすい
- 収納性:介助者の動きやすさも重要
特に複数の人がトイレを使う場合は、使わないときに邪魔にならない可動式が便利です。
3. トイレのスペースに合わせて選ぶ
トイレのサイズや形状に合ったものを選びましょう。
- トイレの広さ:手すりを設置しても動ける空間が確保できるか
- 干渉物:トイレットペーパーホルダーや洗面台との兼ね合い
- ドアの開閉:手すりがドアの妨げにならないか
事前に寸法を測り、手すりを設置しても十分な動きのスペースが確保できるか確認しておくとよいでしょう。
4. 握りやすさやカラーで選ぶ
使いやすさや視認性も重要なポイントです。
- 握り心地:直径30~35mmが一般的に握りやすいとされる
- 表面素材:滑りにくい素材がおすすめ
- カラー:背景とのコントラストがはっきりしていると見つけやすい
色の見分けが難しい方には、赤や濃い青、明るいオレンジなど見分けやすい色を選ぶとよいでしょう。また、凹凸のある握り部分は握力の弱い方にもつかみやすく安心です。
5. 使用目的に合わせて選ぶ
どんな動作をサポートしたいかによって、最適な手すりの種類は変わります。
- 移動の補助:水平型やL字型が適している
- 立ち座りのサポート:I字型やL字型が便利
- 姿勢保持:前方ボードや背もたれ付きの手すりが役立つ
使用者がどんな動作に不安や困難を感じているかをよく考え、その動作をサポートする手すりを選びましょう。
DIYでトイレの手すりを取り付ける手順
DIYで手すりを取り付ける際の手順を詳しく解説します。安全に確実に取り付けるために、手順通りに進めてください。
準備するもの
まずは必要な道具を揃えましょう。
- トイレ用手すり(取り付け金具・ネジ付き)
- 下地探し(壁の中の柱を見つける道具)
- 電動ドライバー
- メジャー
- 鉛筆
- マスキングテープ
- 必要に応じて補強板
1. ECサイトやホームセンターで手すりを購入する
アイリスオーヤマ、カインズ、アマゾンなど、多くの店舗やECサイトで手すりを購入できます。予算と必要な機能に合わせて選びましょう。
2. 壁の中の柱を見つける
手すりは壁の中の柱(間柱)に固定する必要があります。下地探しを使って、柱の位置を特定しましょう。
柱の見つけ方
- 下地探しを壁に当てる
- センサーが反応したり、音が変わったりした場所が柱の位置
- 柱の位置にマスキングテープなどで印をつける
下地探しには、センサータイプとピン式があります。使用する道具の説明書に従って正確に柱の位置を特定してください。
3. 手すりの高さと位置を決める
使用者の身長や用途に合わせて、最適な高さと位置を決めましょう。
一般的な高さの目安
- トイレ出入口付近:床から80cm程度
- 便器横のI字型手すり:床から60cm程度
- 便器横のL字型・水平型手すり:便座から23~30cm上
- 便器正面の水平型手すり:床から70~80cm程度
実際に使用者に来てもらい、立ったり座ったりしてもらいながら、使いやすい高さを確認するのがベストです。
4. 取り付け位置に印をつける
手すりを取り付ける位置に印をつけます。
- 手すりを壁に当て、ブラケット(金具)の位置を確認
- ネジ穴の位置に鉛筆で印をつける
- 印が柱の位置と合っているか再確認
5. 手すりを固定する
いよいよ手すりを固定します。
- 印をつけた位置に下穴をあける
- 手すりのブラケットを壁に当て、ネジで仮止めする
- 全てのネジを均等に少しずつ締めていく
- しっかり固定されたか確認する
- ブラケットカバーを取り付ける
取り付け後は、実際に手すりに体重をかけて、しっかり固定されているか確認しましょう。グラグラするようであれば、ネジを締め直す必要があります。
トイレに手すりを後付けする際の注意点
安全で使いやすい手すりを設置するために、次の点に注意しましょう。
壁の強度を確認する
手すりは体重をかける場所なので、壁の強度が十分でないと危険です。
- 石膏ボードだけでは強度不足で危険
- 壁の中の柱(間柱)に必ずネジを固定する
- 柱が少ない場所では補強板の設置を検討
特に古い木造住宅では壁の強度に不安がある場合もあるので、自信がなければプロに相談するのが安心です。
使いやすい素材・太さを選ぶ
使う人が掴みやすい素材や太さを選びましょう。
- 素材:木、ステンレス、プラスチックなど滑りにくいものを
- 太さ:一般的に直径30~35mmが握りやすい
- 形状:肘を置く部分はフラットな形が安定する
使用者の手の大きさや握力に合わせて、最適な太さと素材を選ぶようにしましょう。
トイレの手すり設置に使える補助金・助成制度
トイレの手すり設置には、さまざまな補助金や助成制度を活用できる可能性があります。主な制度を紹介します。
1. 介護保険制度(住宅改修費支給制度)
要介護・要支援認定を受けている方が利用できる制度です。
概要
- 対象者:要支援1~2、要介護1~5の認定を受けている方
- 支給額:改修費用の9割(一定以上の所得がある場合は8割または7割)
- 上限額:20万円(支給額は18万円)※生涯で1回
- 対象工事:手すりの取り付けを含む住宅改修工事
申請の流れ
- 要介護・要支援認定を受ける(未取得の場合)
- ケアマネージャーに相談
- 工事前に市区町村の窓口に申請
- 工事実施
- 工事完了後に報告書を提出
- 費用の9割が支給される
重要:必ず工事前に申請すること。工事後の申請では支給されません。
2. 各自治体の独自制度
自治体によっては独自の助成制度があります。介護保険と併用できる場合もあるので、居住地の自治体に確認してみましょう。
例:東京都板橋区の場合
- 対象者:65歳以上で介護認定を受けているか予防が必要と認められる方
- 自己負担:工事費用の1~3割
- 限度額:手すり取り付けの場合10万円まで
- 申請回数:1人1回まで
各自治体によって条件や内容が異なるので、お住まいの地域の窓口で最新情報を確認することをおすすめします。
3. 福祉用具貸与制度
介護保険サービスの一つとして、福祉用具の貸与制度もあります。
概要
- 対象者:要支援・要介護認定を受けている方
- 内容:手すりを含む13品目の福祉用具を貸与
- 自己負担:1割(一定以上の所得がある場合は2割または3割)
- メリット:購入よりも初期費用を抑えられる
設置工事が不要な手すりの場合、この貸与制度を利用するのも一つの選択肢です。
福岡市の気候と住宅事情を踏まえたトイレ手すり選び
福岡市は年間を通して湿度が高く、特に梅雨時期や夏場は湿気による影響が大きいエリアです。このような気候特性を踏まえたトイレの手すり選びのポイントを紹介します。
福岡市の気候特性と対策
福岡市は高温多湿の気候が特徴で、特に以下の点に注意が必要です。
- 湿度の高さ:年間を通して湿度が高く、特に6〜7月の梅雨期は顕著
- 結露しやすい環境:冬場の室内外の温度差による結露が発生しやすい
- 台風の影響:夏から秋にかけて台風の影響を受けやすい
このような気候特性から、トイレの手すり選びでは以下の点に注意しましょう。
- 防錆・防カビ性に優れた素材:ステンレスや樹脂コーティングされた製品がおすすめ
- 結露対策:手すりと壁の間に隙間ができやすい製品は避ける
- 定期的なメンテナンス:湿気の多い環境ではネジの緩みなどが起きやすいため、定期点検が必要
各区の特性を活かした窓選び
福岡市の各区には特性があり、それぞれに合わせた手すりの選び方があります。
東区エリアでよくある相談内容と解決策
東区は海に面した地域と内陸部があり、住宅事情も多様です。
- よくある相談:「海風の影響で金属部分が錆びやすい」「新興住宅地の新しいトイレでの設置方法」
- 解決策:防錆性の高いステンレス製や樹脂コーティングされた手すりの選択、新築住宅の壁構造に合わせた適切な固定方法の提案
海に近い地域では塩害の影響も考慮し、耐食性の高い素材を選ぶことが重要です。リフォーム福岡市東区の専門業者に相談すると、地域特性に詳しいアドバイスが得られるでしょう。
博多区エリアの特徴と対応ポイント
博多区は都市部が多く、マンションやアパートなどの集合住宅が多い地域です。
- エリア特性:集合住宅が多い、比較的古い建物も存在
- 対応ポイント:賃貸物件でも使える工事不要タイプの提案、限られたスペースに最適な手すり選び
特に賃貸住宅では、工事不要の置き型手すりや、撤去時に跡が残りにくい取付方法を検討するとよいでしょう。リノベーション福岡市を検討している方は、トイレリフォームと一緒に手すり設置も計画すると効率的です。
中央区エリアならではの考慮点
中央区はオフィスビルと住宅が混在し、比較的古い住宅から最新の高層マンションまで幅広い住居形態があります。
- エリア特性:多様な住宅タイプ、歴史的な建物も多い
- 考慮点:古い木造住宅の場合は壁の補強も含めた提案、デザイン性の高い手すりの需要も
特に古い木造住宅では、壁の強度確認が重要です。場合によっては壁の補強工事も含めた提案が必要になることも。リフォーム福岡市の実績が豊富な業者に相談するとよいでしょう。
南区エリアの住宅事情と推奨プラン
南区は住宅地が多く、家族世帯の多いエリアです。
- 住宅事情:一戸建てが多い、三世代同居の家庭も
- 推奨プラン:家族全員が使いやすい可動式手すり、成長や年齢に合わせて高さ調整できるタイプ
三世代同居の家庭では、高齢者と若い世代が共用するトイレに可動式手すりを設置すると、必要なときだけ使用できて便利です。リノベーション福岡市の相談時には、家族構成や将来の変化も考慮した提案を依頼するとよいでしょう。
城南区エリアの特性と注意点
城南区は比較的新しい住宅が多いですが、丘陵地に位置する住宅も多いエリアです。
- エリア特性:丘陵地の住宅が多い、階段が多い住宅設計
- 注意点:トイレだけでなく廊下や階段の手すりも含めた総合的な提案が必要
城南区では、トイレの手すりと併せて移動経路全体の安全性を考慮することが重要です。リフォーム福岡市の専門家に相談し、住宅全体のバリアフリー化を検討するとよいでしょう。
西区エリアの環境に応じた提案
西区は海に面した地域が多く、風や塩害の影響を受けやすいエリアです。
- 環境特性:海からの風の影響が大きい、湿気が高い地域
- 提案内容:防錆性・耐久性の高い素材選び、定期的なメンテナンス計画の提案
特に糸島半島に近い地域では潮風の影響を強く受けるため、ステンレス製のメンテナンスフリーな手すりがおすすめです。リノベーション福岡市西区の相談時には、長期的な耐久性も考慮した製品選びを意識しましょう。
トイレの手すり設置のよくある質問
トイレの手すり設置に関して、よくある質問にお答えします。
Q: 賃貸住宅でも手すりを設置できますか?
A: はい、できます。
賃貸住宅では以下の方法が考えられます:
- 工事不要の置き型手すり:工事が不要なので、賃貸でも安心して使えます
- 大家さんの許可を得る:許可が得られれば、壁付けタイプも設置可能です
- 撤去時に原状回復が可能な取付方法:専用の取付具を使用する方法もあります
まずは工事不要タイプを検討し、どうしても壁付けが必要な場合は大家さんと相談してみましょう。
Q: 手すりはレンタルできますか?
A: はい、レンタルできます。
以下のような場合にレンタルが便利です:
- 一時的な怪我や手術後の回復期間だけ必要な場合
- 介護保険の福祉用具貸与制度を利用できる場合
- 置き型手すりを試してから購入を決めたい場合
介護保険の福祉用具貸与制度を利用すれば、自己負担1割で利用できる可能性があります。
Q: DIYで取り付けるのは難しいですか?
A: 基本的な工具の使い方とコツを押さえれば可能です。
ただし、以下の場合はプロに依頼することをおすすめします:
- 壁の構造が複雑または強度に不安がある
- 工具の使用に不慣れ
- 完全な安全性を確保したい
DIYの場合も、必ず壁の強度を確認し、柱にしっかり固定することが重要です。不安がある場合は、プロに相談しましょう。
まとめ:安全で快適なトイレ空間を手すりで実現しよう
トイレに手すりを後付けすることで、立ち座りの負担を軽減し、転倒リスクを減らすことができます。この記事では、以下のポイントを解説しました:
- トイレに適した様々な手すりの種類と特徴
- 設置方法の選択肢(業者依頼・DIY・ポータブルトイレ)
- 手すり選びの5つのポイント
- DIYでの取り付け手順
- 設置費用の相場と活用できる補助金制度
- 福岡市の各区の特性に合わせた選び方
手すりの設置は、使う人の身体状況や住環境に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。DIYでの設置も可能ですが、安全性を最優先に考え、不安がある場合はプロに相談しましょう。
また、介護保険などの制度を活用すれば、費用負担を大幅に軽減できる可能性もあります。事前に自治体の窓口やケアマネージャーに相談して、利用できる制度を確認してみてください。
福岡市でトイレの手すり設置をお考えの方へ
福岡市で手すりの設置をお考えの方は、地域の気候特性や住宅事情を理解した専門業者に相談することをおすすめします。特に、湿気の多い福岡の気候に合わせた素材選びや、各区の住宅特性に合わせた設置方法の提案を受けられるでしょう。
リフォーム福岡市の実績がある業者なら、トイレの手すり設置だけでなく、将来必要になるかもしれない他の場所のバリアフリー化も含めた総合的な提案をしてもらえます。また、リノベーションで福岡市のプランを検討している方は、トイレの設備更新と併せて手すり設置を計画すると効率的です。
お気軽にご相談いただければ、ご家族の状況や住宅環境に合わせた最適な提案をさせていただきます。安全で快適なトイレ空間づくりのお手伝いをいたします。
独り暮らしの高齢者の方や、要介護の家族がいるご家庭では、日常生活のちょっとした動作が大きな負担になることがあります。中でもトイレでの立ち座りは、頻繁に行う動作だけに、負担を減らすための工夫が大切です。
手すりを適切な位置に設置するだけで、トイレでの自立した動作が可能になり、介護する側の負担も軽減されます。ご自身やご家族の状況に合わせて、最適な手すりを選び、安心して使えるトイレ環境を整えましょう。